包丁で指を切り落としたと勘違いしパニックになるも、切ったのは爪だけ
現在40歳で、ピアノ講師をしています。料理は毎日のことなので、当然のことながら包丁の扱いには慣れているという意識がありました。
【包丁で親指をスパッ】爪と一緒に切り落とした感触に恐怖を感じ、悲鳴をあげる
ある日、大根をトントンと薄切りにしていたのですが、左手をいわゆる猫の手の形にするのを忘れ、親指だけ明らかに伸びた状態で大根の上に乗せていました。そのことに気付かず、勢いにまかせて大根を切っており、その勢いのまま、親指の上を包丁がスパッと行ったのです。
その時、完全に親指の爪と共に指先を切り落としたという感触がありました。見るのも恐ろしく、反対の手で親指を握りしめ、目をつぶって悲鳴を上げて座り込んでしまいました。絶対に大量に出血しているに違いないと思い、止血しなければとしばらくそのまま反対の手で握りながら押さえていました。
しばらくの間、「あ~、やっちゃった!」と何度も叫び続けていました。当時4歳の息子が「ママ、どうしたの?大丈夫?」と、ビックリして聞いてくれるのですが、あまりの恐怖に、全然答えてあげることができませんでした。私一人で大騒ぎしているという状況です。
包丁で切った指を恐る恐る確認、爪がベロリと剥がれていた
頭の中は、「今から行ける外科はどこだろう」という考えだけでいっぱいでした。しかし、午後6時を過ぎていたので、どこの病院も閉まっています。焦りながらも考えに考えて、近くの大学病院の救急センターに行こうと思いました。
しばらくして、そろそろ血が止まったかなと思い、恐る恐る握りしめていた方の手をどけて、切ってしまった親指を見てみました。すると、不思議なことに指先は切れておらず、血も流れていませんでした。よくよく見ると、親指の爪が半分近くはがれ落ちそうになっており、指は切れておらず、爪を半分ほどそいでしまったのだとわかりました。
指が切り落とされていなかったのは、不幸中の幸いでしたが、爪が半分ベロリと剥がれかかっている自分の親指にはゾーッとしました。結局自分で剥がれかかった爪の上から絆創膏を貼り、爪がそれ以上剥がれないように固定しました。
【包丁で爪をそぎ皮膚科を受診】剥がれかかった爪を看護師にもぎ取られる
その日は病院には行かず、翌日皮膚科に行きました。すると、皮膚科の看護師さんは、親指の剥がれかかった爪を一瞬の内にもぎ取り、ゴミ箱に捨ててしまったのです。あっという間の出来事に本当にビックリしましたが、「バイ菌が入るので剥がれた爪は取ってしまうんです」と言われました。塗り薬とガーゼで処置してもらいました。
その後、爪が生えてくるまでとても不自由でしたが、時間をかけてなんとか元通りになりました。この一件以来、包丁を使う時は、「包丁には慣れなんていないんだ」と自分に言い聞かせています。慣れが引き起こした怪我なので、初めて包丁を使った時を思い出して慎重に使っています。本当に恐い体験でした。
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