包丁で負った切り傷を意地で止血し、ショッピングに出掛けた母に悲劇が起こる

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包丁で怪我しながらショッピングにおでかけ

41才、主婦です。私が小学3年生だった時のこと。私たち家族は父の仕事の都合で、生まれ育った福岡から大阪へと移り住むことになりました。

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【包丁で親指を切った母】切り傷からダラダラ血が流れ落ちる

当時、福岡人にとって大阪はやはりとんでもない大都会。子どもの私たちは、聴き慣れぬ大阪弁と見知らぬ土地での新しい生活に不安でいっぱいでした。父は仕事で何度も大阪には訪れているし仕事仲間もいます。

しかし、母にとっては友達も親戚もいない、縁もゆかりも全くない大都会ですから、私たちの不安を遥かに超えるものだっただろうなと思います。そんな環境で3人の娘たちを育てなければならないのですから。

そんな母を心配してか、ある日父が、「今日はみんなで梅田の街に繰り出すぞ!」と言い出しました。元々ショッピングの大好きだった母は大喜び。引っ越しの片づけや子ども達の転校の手続きなどで疲れ切った母に久々に笑顔が戻り、私もなんだかとても嬉しくなった覚えがあります。

そして、母が鼻歌まじりに朝食を作り始めた時です。「ギャーっ!」母の雄叫びにキッチンへ飛んでいくと、母の親指から真っ赤な血がダラダラと流れていました。包丁でサラダに入れるキュウリを切るつもりが、浮かれた母はつい自分の親指まで切ってしまったようなのでした。

包丁の切り傷を輪ゴムと包帯で止血し、満面の笑みで梅田に繰り出す母

切り傷から血がどんどん流れていたので、父は「梅田はまたにしてすぐに病院へ行こう」と提案するも、母の脳内はすでに「梅田でショッピング」の文字しかありません。「大丈夫!親指の根元を縛ってればすぐに血は止まるから!」と、輪ゴムでグルグルと親指を縛り始めました。

そしてなんとか血が治まってくると、今度は絆創膏を傷口に何枚も巻きつけて、その上から包帯を巻きました。「さあ!準備オッケー!」と、包帯グルグル巻きのデッカイ親指を私たちに向って満面の笑みで突き立てました。そんな母の勢いに飲まれ、私たちは仕方なく梅田の街に繰り出すことに。

その頃、時代はまさにバブル絶頂期。大阪の街には次々とマンションや高層ビルが建ち並び、デパートが溢れ、多くの人が行き交う賑やかな街へなっていました。福岡では見たこともない超高層ビル。早速その最上階の展望台へ行ってみようと、エレベーターに乗り込みました。

【包丁の切り傷から再出血】どんどん血が流れ出し、エレベーター内は一時騒然

エレベーターの中は多くの人で埋め尽くされ、いよいよドアが閉まります。身体にズシっと感じる重力と共に、表示された階数の数字がどんどん増えていきます。そのスピードに私はなんだか怖くなって、つい母の腕にしがみ付いたその時です。

母の親指に巻いてある白い包帯が真っ赤に染まり、どんどん血が流れ出しているではないですか。さすがの母も顔面蒼白。エレベーターで一気に上昇したことで、気圧の変化により血管が圧迫され切り傷から血が吹き出したようなのです。

一緒に乗っていた他の人たちも驚いて、「親指の根元を縛って!」「手を心臓より上にあげろ!」とエレベーター内は一時騒然となり、最上階へ着くまでの時間はまさに生き地獄。父はとにかくペコペコと周りの人たちに頭を下げ、到着と同時に下りのエレベーターへ乗り込み、慌てて病院へと向かったのでした。

この体験から、私は「浮かれて包丁持つべからず」、そして「包丁で切って怪我したら、エレベーターには乗るべからず」ということを学びました。これは我が子たちにも、代々語り継いでいくつもりです。

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